望むらくは世界が
お偉方は揃いも揃いって 脳死 脳死
すでに道路が道路でない
すでに賄賂が賄賂でない
すでに脱法物が脱法してない
そんな世界
ナラタージュは現状と回想がごった返し
崇めた神なんて駆逐艦に焼かれて死んだ
ラジオでは権謀術数的な栄光の模倣性がにやけ声のパーソナリティから放たれて
テレビでそれが高画質映像化された挙句の果ての表現規制
「光に当てるな」と言われても実際、
光の当たらない所なんてないし
「やめてください」って言われても、
出来てしまうからしょうがない
望むらくは世界が 当たり前になったらいい
常識化された世界がいつか忘れられて
誰にも判らずに無くなったら面白い限りだ
歌を歌って 歌に歌われ
噛み殺してはまた腸で煮え立つ言語
そんな歌がただ一つ救いの道具だと言うなら
僕は救いようのない虚実を歌う
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